あーとびる麦生ブログ

あーとびるの日々の出来事等を伝えるブログです。

3/14 of DA-DASKO-DA

岩間氏作品の続きです。


鬼剣舞鹿踊りに魅了されたことのある人がこの作品の前に立つ時、
記憶の中にある「ダダスコダー」と結びつくのにたいした時間はかからないと思います。


その記憶が拡大するにつれ、絵は動き始め太鼓が聞こえてきます。
絵の中のダダスコダーは次第に動きが早まり太鼓の音が高まり、演ずる人の激しい息遣いが漏れてきます。


もう少し絵との対話を進めていくうちに気づいたのですが、絵の中のダダスコダーの方が実物のダダスコダーより本物のダダスコダーだと思えているのです。

実物のダダスコダーは演ずるところが舞台であれ街の通りであれ、その演ずる場所に付随するものが周りにあるわけで、いやおうなくそれらが目から耳から邪魔ものとして入ってきます。演者も疲れたり、休んだり、仲間とおしゃべりしたりします。


いっぽう、絵の中のダダスコダーは作者(岩間氏)によって昇華されていますから、そういったものは一切なく、ダダスコダーそのものということなのでしょう。

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