あーとびる麦生ブログ

あーとびるの日々の出来事等を伝えるブログです。

この施設の目的は「地域振興だよ」

 前事務局長のTakeさんが、きっぱりと言ってくれました。「地域振興だよ、芸術振興ではないよ。」と・・・・。今年度の事業方針に「地域に根差したアート村の創造」というスローガンを掲げて2か月過ぎようとしています。でも、これまでやっていることは、企画展主体で来場者を集める工夫しかやっていないな。では、どうすれば地域振興になるのかなと、地域振興の意味を調べてみると、「地域振興とは、それぞれの地域の特性を活かしながら、人々が住み、働き、学び、遊ぶといった暮らしの総合的な環境を整え、地域の活力を引き出し、または、作り出していくことであり、多様な主体の参画と協働により、個性豊かで誇りのもてる魅力ある地域づくりを進めていくことを目的とする。」と書かれていました。つまりは、このあーとびる麦生の施設が地域の活力を引き出し魅力ある地域づくりに貢献できるということではないかと推察します。
 鹿児島県薩摩川内市甑島という所があります。KOSHIKI ARTPROJECTで全国自治体フェアでグランプリを受賞したというニュースが目にとまりました。そのブログを見てみると、人と自然のアートで輝く「宝の島」〜甑島が描く交流による未来のデザイン〜故郷を愛する若者たちの行動力と創造力を起爆剤として、地域の活性化に取り組む甑島と、それを応援する薩摩川内市の活動にスポットを当てる。とう概略でした。
若きアーティストたちが、この島に1か月滞在し、創作活動をし、その作品を地域に寄付していくというものでした。当然、その間には地域住民との交流があり、一緒に活動するようになり(海岸清掃、盆踊り参加等)今では、アーティストたちが来るのを待ち望んでいるということでした。アーティストにとっては、便利で慣れた創作環境を離れ、ありのままの自然に身を置くことで創作の原点に立ち返ることができる。住民にとっては都会の若者たちとのふれあいから、島の魅力を改めて見直すきっかけとなる。島民とアーティストが刺激を受けながら地域の活性化に成功した事例でした。
 なんか、このようなことであれば、この麦生の地域活性化ができるのではないかと思わざるを得ませんでした。ただ、私たちスタッフだけの努力では到底できないことですね。やはり市の全面的な協力がなければ。
 今日はちょっと難しい話題でした。我慢して読んで下さい。たまにはいいかもね。Mack
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